SCGオープンのメタゲームブレイクダウンが探しても見つからなかったから備忘録的に自分で書いた。SCGはこういうのちゃんとデータにまとめておくべき。
2017年1月24日 Magic: The Gathering コメント (1)Copycat(サヒーリコンボ) 25
ジェスカイコントロール型 15
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111041
約4割という圧倒的最大勢力となったのはCopycat・・・サヒーリをフェリダーでコピーする無限コンボ搭載型デッキ。
ジェスカイ型はガチガチの青赤コントロール、古き良きカウンターバーンに無限コンボを突っ込んだような形で、6マナから相手のアクションに対し奔流の機械巨人→対応してマナを使ったら自分のターンでコンボという息苦しいパワハラが売り。
今までの環境で見られなかったカードとしてほかに目立つのは各種誓いサイクル。フェリダーでブリンクする事でアドバンテージを獲得できるシナジーが搭載されている。
白い除去はどのデッキも少な目で、各種エネルギーを確保するカードで蓄霊稲妻の火力を上げる手法が採られている。かつての雪崩しのように赤い確定除去として期待できる。
ちなみに蓄霊稲妻はTop64に120枚。赤ければ必携の除去と言えそうだ。
4C型 10
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111012
上位進出率の高さは随一であったティムールタッチ白型Copycatは上記のタイプとは打って変わってクリーチャー主体の変則ミッドレンジであり、ブリンクとシナジーのあるカードの塊で構成されている。
現代の思案ことニッサの誓い、現代のスフィンクスの啓示こと雲先案内人、期待の新人ならず者の精製屋などなど、ブリンク対象には困らない。こうしてアドバンテージを取って相手を息切れさせ、そのまま殴り勝つか隙を突いてコンボに行く形だ。
導路の召使いと霊気との調和によって土地を切り詰めることに成功しており、副産物としてエネルギーの供給もかなり豊富。これを生かしてMarvelとのハイブリッド型なんてレシピもある(1人)。
サイドボードに控えた大量のカウンターを引き込めばコントロールに有利な攪乱的アグロに早変わりするため遅いデッキでは対処困難だろう。
BGアグロ 9
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111025
サヒーリコンボと共に本命視されていたBGアグロは3番手の人数で、壇上Top3を総舐めという輝かしい結果に終わった。
巻きつき蛇→リシュカーの動きは3ターン目にしてパワー8を用意しつつもマナクリと化して加速できるためほとんど何でもありの状況を作れる。細かい単体除去が無ければやりたい放題だ。
リシュカー無しでも森の代言者やら残忍な剥ぎ取り、機械巨人などの働きによって後半にサイズが膨れ上がるため序盤から終盤まで隙が無く、プレインズウォーカーも運用できる。
動き方はシンプルで素直なため爆発的に増える事が予想される。まず作る、メタるならこのデッキにしておけば間違いはないだろう。
GWトークン 8
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111029
機体系の衰退により出戻りすると予想されていたアーキタイプも見事に復活を果たした。
もはやトークン要素など見当たらない、ウェストヴェイルすらギリギリまで絞られたPWコントロール型のロングレンジだが一応デッキ名は過去のものを踏襲しておく。
強力なPWを運用できるだけあって、禁止以前とは逆にキランの真意号という強力な機体を逆にこちらから活用できるようになった。上空の守りが固めやすいのが復権の秘訣だ。
そのほかに真新しい要素は少ないものの、骨格が強力なデッキだけあって再度の活躍が見込めそうである。
一方、Copycatコンボに耐性が薄いカラーコンビネーションなのがやや気がかり。メインボードに領事の権限を搭載するほどに、それを意識したレシピが最上位まで残ったのはとりもなおさずソコがネックだという事の証明だろう。
異端聖戦士サリアも個人的にはメインに取っておきたいと思う。これはヴィンテージ民ならではの感想なのだろうか?
Mardu Vehicle 6
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111021
完全消滅したMarvel程ではないが、大きく数を減らしたといえる機体デッキ。勝ち残っているデッキもほとんどヘリがキランの真意号にそのまま変わったようなものである。今後の活躍はキランの真意号の実力にかかっているといえるだろう。
乗り込む機体のパワーが上がったことで、ルーターの利便性の欠如により安定性は落ちたが爆発力はむしろ向上。制空権をより奪いやすくなった。すぐに動き出すパワー5機体の圧倒的破壊力によりコンボを狙う隙を与えない。
一方でマルドゥ以外の機体は搭乗員の確保という課題が重く、今のところは上位に残れなかったようだ。純正赤白はともかく他の色の高速機体型アグロは厳しい未来が待っている。
残りはコンボ非搭載のコントロールが4、現出が3、あとローグといったところ。ゾンビやエスパーアグロ、スピリットなんていうものもあった。霊気池は上記のもの含めて2、従来形の青白フラッシュは0と禁止の影響も表れている。
とにかく久々の実戦レベルの2枚即死コンボの誕生がやはり1週目として非常に大きなファクターとなった。向き合うかそれとも使う側に回るか、プレイヤーには悩ましい選択を突き付けられたようだ。
とりあえず日本では扱いやすい緑黒アグロが増加し、それに伴ってジェスカイコントロール型Copycatが最適化されてゆく・・・というのが当面のメタゲームと思われる。
来週末のプロツアーに向けて、これらのデッキがどう進化していくのか、それとも新たなな脅威が誕生するのか、しっかり注目していきたい。
ジェスカイコントロール型 15
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111041
約4割という圧倒的最大勢力となったのはCopycat・・・サヒーリをフェリダーでコピーする無限コンボ搭載型デッキ。
ジェスカイ型はガチガチの青赤コントロール、古き良きカウンターバーンに無限コンボを突っ込んだような形で、6マナから相手のアクションに対し奔流の機械巨人→対応してマナを使ったら自分のターンでコンボという息苦しいパワハラが売り。
今までの環境で見られなかったカードとしてほかに目立つのは各種誓いサイクル。フェリダーでブリンクする事でアドバンテージを獲得できるシナジーが搭載されている。
白い除去はどのデッキも少な目で、各種エネルギーを確保するカードで蓄霊稲妻の火力を上げる手法が採られている。かつての雪崩しのように赤い確定除去として期待できる。
ちなみに蓄霊稲妻はTop64に120枚。赤ければ必携の除去と言えそうだ。
4C型 10
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111012
上位進出率の高さは随一であったティムールタッチ白型Copycatは上記のタイプとは打って変わってクリーチャー主体の変則ミッドレンジであり、ブリンクとシナジーのあるカードの塊で構成されている。
現代の思案ことニッサの誓い、現代のスフィンクスの啓示こと雲先案内人、期待の新人ならず者の精製屋などなど、ブリンク対象には困らない。こうしてアドバンテージを取って相手を息切れさせ、そのまま殴り勝つか隙を突いてコンボに行く形だ。
導路の召使いと霊気との調和によって土地を切り詰めることに成功しており、副産物としてエネルギーの供給もかなり豊富。これを生かしてMarvelとのハイブリッド型なんてレシピもある(1人)。
サイドボードに控えた大量のカウンターを引き込めばコントロールに有利な攪乱的アグロに早変わりするため遅いデッキでは対処困難だろう。
BGアグロ 9
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111025
サヒーリコンボと共に本命視されていたBGアグロは3番手の人数で、壇上Top3を総舐めという輝かしい結果に終わった。
巻きつき蛇→リシュカーの動きは3ターン目にしてパワー8を用意しつつもマナクリと化して加速できるためほとんど何でもありの状況を作れる。細かい単体除去が無ければやりたい放題だ。
リシュカー無しでも森の代言者やら残忍な剥ぎ取り、機械巨人などの働きによって後半にサイズが膨れ上がるため序盤から終盤まで隙が無く、プレインズウォーカーも運用できる。
動き方はシンプルで素直なため爆発的に増える事が予想される。まず作る、メタるならこのデッキにしておけば間違いはないだろう。
GWトークン 8
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111029
機体系の衰退により出戻りすると予想されていたアーキタイプも見事に復活を果たした。
もはやトークン要素など見当たらない、ウェストヴェイルすらギリギリまで絞られたPWコントロール型のロングレンジだが一応デッキ名は過去のものを踏襲しておく。
強力なPWを運用できるだけあって、禁止以前とは逆にキランの真意号という強力な機体を逆にこちらから活用できるようになった。上空の守りが固めやすいのが復権の秘訣だ。
そのほかに真新しい要素は少ないものの、骨格が強力なデッキだけあって再度の活躍が見込めそうである。
一方、Copycatコンボに耐性が薄いカラーコンビネーションなのがやや気がかり。メインボードに領事の権限を搭載するほどに、それを意識したレシピが最上位まで残ったのはとりもなおさずソコがネックだという事の証明だろう。
異端聖戦士サリアも個人的にはメインに取っておきたいと思う。これはヴィンテージ民ならではの感想なのだろうか?
Mardu Vehicle 6
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=111021
完全消滅したMarvel程ではないが、大きく数を減らしたといえる機体デッキ。勝ち残っているデッキもほとんどヘリがキランの真意号にそのまま変わったようなものである。今後の活躍はキランの真意号の実力にかかっているといえるだろう。
乗り込む機体のパワーが上がったことで、ルーターの利便性の欠如により安定性は落ちたが爆発力はむしろ向上。制空権をより奪いやすくなった。すぐに動き出すパワー5機体の圧倒的破壊力によりコンボを狙う隙を与えない。
一方でマルドゥ以外の機体は搭乗員の確保という課題が重く、今のところは上位に残れなかったようだ。純正赤白はともかく他の色の高速機体型アグロは厳しい未来が待っている。
残りはコンボ非搭載のコントロールが4、現出が3、あとローグといったところ。ゾンビやエスパーアグロ、スピリットなんていうものもあった。霊気池は上記のもの含めて2、従来形の青白フラッシュは0と禁止の影響も表れている。
とにかく久々の実戦レベルの2枚即死コンボの誕生がやはり1週目として非常に大きなファクターとなった。向き合うかそれとも使う側に回るか、プレイヤーには悩ましい選択を突き付けられたようだ。
とりあえず日本では扱いやすい緑黒アグロが増加し、それに伴ってジェスカイコントロール型Copycatが最適化されてゆく・・・というのが当面のメタゲームと思われる。
来週末のプロツアーに向けて、これらのデッキがどう進化していくのか、それとも新たなな脅威が誕生するのか、しっかり注目していきたい。
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